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そとめぐり

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特集ページ-池島

 

 

池島エリア

 

長崎市外海地区の沖合7kmに浮かぶ池島は、周囲約4kmほどの小さな島です。
池島は、戦後間もない昭和27年(1952)から海底炭鉱の開発が進み、昭和34年(1959)には営業出炭を開始、のちに坑道総延長距離約90kmの巨大海底炭鉱へと発展しました。

 

もともと小さな半農半漁の集落しかなかった池島は、石炭産業を基幹産業として飛躍的に発展していきます。港湾・道路・住宅などが次々と整備され、島の人口も最大7,776人(昭和45年)を数えました。

 

しかし、昭和30年代から40年代にかけて、エネルギー供給の主体が石炭から石油に移る「エネルギー革命」と、安価な外国炭に押され、国内の炭鉱は次々と閉山に追い込まれていきました。
そんな中、池島炭鉱は炭質・採掘条件ともに優れた国内有数の炭鉱として最後まで生き残りを図り操業を続けましたが、時代の流れと外国炭との価格競争には勝てず、平成13年(2001)11月29日に閉山、その半世紀の歴史に幕を閉じました。

 

現在、近代日本を支えた石炭産業の現場へ実際に入坑し、元炭鉱マンガイドが案内する国内唯一の炭鉱施設として脚光を集めています。
日本の成長期を支えた池島炭鉱。ぜひ一度訪れて「ヤマのいま」を肌で感じてみてください。

池島の風景
池島の風景

 

池島の炭鉱関連遺構

貯炭場・積込場跡(石炭船積み機)

池島港ターミナルの対岸、ここは貯炭場・積込場として使われており、炭鉱稼働当時はここに石炭の黒い山が築かれ、池島港には多くの石炭輸送船が来港し賑わっていました。
また、岸壁近くに残るクレーンのような機械は石炭船積み機で、毎時450トンの石炭を石炭輸送船へと積み込んでいました。

ジブローダー  

 

旧発電造水施設

石炭を使った石炭火力発電所で、昭和41年に設置されました。
この発電所には発電時のボイラーの蒸気を利用し、海水から真水をつくる装置が日本で初めて設置されました。この装置は1日に2,650トンの真水をつくり、坑内へ300トン供給し、水資源に乏しい離島である池島の人々の生活に寄与しました。
また、池島にくるとパイプが島中を走る光景が目にとまります。これは、発電所の蒸気を主に浴場へ、真水を施設や各家庭へと供給するための配管です。

旧発電造水施設 旧発電造水施設

 

8階建アパート

昭和45年の炭鉱最盛期、池島の人口は8000人近くにまで増えていました。人々の居住地を確保するため、池島には多くのアパートが立ち並びました。
島の西側、第二立坑近くに建つアパート群は8階建ての高層アパートです。立地の高低差を利用し、裏側に回れば階段を使わずに5階部分から中に入れるように工夫されています。そのためにエレベーターはありません。

8階建てアパート表側 8階建てアパート裏側

 

 

 

 

 

池島炭鉱さるく 坑内探検ツアー・島内観光オプションコース

九州最後の炭鉱があった島・池島では、閉山後に海外研究生が使用していた炭坑内にトロッコで入坑し、元炭鉱マンガイドの案内で坑内を探検、採掘機械の模擬操作などを体験できる「池島炭鉱さるく」を開催しています。
また、島民のガイドが案内しながら島内を巡る島内観光オプションコースを実施しています。第二立坑見学広場、女神像、公開社宅など、通常入ることができない立入禁止区域や施設に入り、郷地区(昔ながらの集落)を散策して、池島や池島炭鉱についてさらに深く知ることができます。

  • 池島炭坑さるく坑内ツアー
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